【解説】スラップとは?【ベーシスト紹介】

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スラップとは?

こんにちは。SNSにベースの演奏動画を投稿しているT.Sugiyama(@TSugiyama16)です。
今回は、

  • ベースを始めたばかりだけどスラップってなに?
  • スラップって最近流行っているけど、どんなベーシストがいるの?

という方に向けて解説していこうと思います!

早速本題ですが、簡単に言うと

スラップとは
  • 親指で弦を叩き、アタックの強い音を出すこと(ドラムでいうバス)
  • その他の指で弦を引っ掛けて離し、アタックの強い音を出すこと(スネア)
  • これらを組み合わせてパーカッシブな音を奏でること
  • 主にベースで用いられることが多いが、ギターでも可能

です!

文章だけではイメージしにくいかと思いますので、動画でご覧ください。


….はい。ご覧いただきありがとうございます。
私が過去にアップしたものですが、スラップしかしていない動画になります。

このように、バチバチと派手な奏法をすることで、

スラップのメリット
  • ステージ上で目立つことができる
  • シンプルにかっこいい
  • 「やるじゃんあいつ」といわれる
  • 曲により表情を持たせることができる

というメリットがあります。(個人的意見含む)

ひと昔前までは、目立ちたがり屋さんはフロントマンであるボーカル、もしくはギターを
始めることが多かったのですが、最近はそうとも限らなくなってきました。

スラップを多用するベーシストが有名になってきたり、ボカロなどの普及で派手で自由なベースラインが受け入れられてきていることが理由であると考えられます。

ベーシストもようやく日の目を浴びる時が。。。。!!!

スラップの歴史

 ここでスラップの歴史について振り返ってみましょう。

始まり

スライ&ザ・ファミリー・ストーンのメンバーだったラリー・グラハム[2]は、自身がドラムレスのバンドで低音弦のサムピングをバスドラム、高音弦のプリングをスネアに見立て奏したのが始まりだと語っている(ただし彼はスラップという言葉は用いず「Thumbpin’& pluckin’」と呼ぶ)。しかし、スラップの元祖には異論が多くあり、同時期の音楽シーンで自然発生したのではないかとの見方もある。他にブーツィ・コリンズ[3] 、バーナード・エドワーズルイス・ジョンソンらが、スラップ奏法のベーシストとして知られている。

Wikipedia

引用中のスライ&ザ・ファミリーストーンは60年代後半に活動しており、
諸説ありますがその辺りにスラップ奏法が世に出てきたといわれています。

奏法の発明ってすごいですよね。。。!
皆さんは独自の奏法をお持ちですか?

以降、ファンク・ジャズ・ロックで頻繁に用いられてきました。

近代

スラップ奏法を多用する近代のベーシストを2名紹介します。

FLEA

スラップを有名にしたベーシストの一人に、Red Hot Chili PeppersFLEAが挙げられます。
彼は、そのブリブリな目立つ音作りとライブでのパフォーマンス
独創的なフレージングで音楽ファンを魅了し続けています。

彼は使用ベースのうち、代表的なものにMUSICMANのStingRayがあります。
このベースはブリッジ(後ろ)側に出力パワーの強いハムバッカーを一発搭載し、
非常に硬く、存在感のある音を出せることで有名です。

彼に憧れて同じモデルのベースを購入する人も多くいます。

ベースが入ってくるのは0:44からですが、イントロも最高なのでぜひご覧ください。
この曲は特にLiveでのイントロジャムが最高です。。。!

Vicror Wooten

そしてもう一人、Victor Wootenを語らずにはいられません。
彼は「ウッテン奏法」と称されるデコピンのようにして音を出す方法や、
ライトハンドタッピング高速スラップなどテクニックを必要とする奏法を多用します。

主な使用ベースはFoderaのYinYangですね。
これはVictorと世界的な高級ベースメーカーであるFoderaが共同で開発したモデルです。
その公式価格はなんと$6,550~!
ピックアップはEMG製のPJ配列で、プリアンプはFodera独自の3バンドEQを搭載。
いかにもアクティブという音から、しっとりとしたトーンまで幅広く作れます。

このモデルを持っている人は少ないかも。。。


ちょっと凄すぎて何をやっているかよくわからないですよね(笑)
独特なリズムの取り方や、要所にいれるコード、そして高速スラップ。
指板の端から端まで余すことなく使っています。

私も初めて見たときは衝撃を受け、今もかなりの影響を受けています。
良くU Can’t Hold no Grooveを練習しました。

日本人ベーシスト

もちろん、日本人ベーシストも負けていません。
スラップを多用する有名なベーシストは多数いますが、
今回はSNS時代に活躍しているベーシストを2名紹介します。

ぴんはげさん

まずはこの方。
ご存じの方も多いのではないでしょうか。
超絶テクニカルベーシストの一人。YouTubeのチャンネル登録者は約20万人を超えています。
大人気の挑戦状企画をYouTubeに投稿し、世界的にも有名になっています。

挑戦状企画

挑戦状企画とは、ぴんはげさんが考えた超絶難しいベースフレーズを視聴者が挑戦する企画。
挑戦者は自身のSNSに演奏動画をアップし、
ぴんはげさんに選ばれた挑戦者が動画で紹介されるもの。

SNS時代にスラップを広めた第一人者と言っても過言ではありません。
ぴんはげさんのYouYubeチャンネルはこちら

私も挑戦しており、上の動画にも紹介頂いています!

最近ネット上での活動は控えられているようでSNSの発信もなくなってしまいましたね。

ムツミさん

続いてはMutsumiさんです。
先ほどの動画のトップに紹介されており、
そのカッコいい音作りと圧倒的なテクでファンを獲得。
そして圧倒的筋肉
6弦ベースで超絶スラップする姿は全男子が見てもかっこいい。

MutsumiさんのYouTubeチャンネルはこちら

まとめ

今回はベース奏法の一つであるスラップについての基礎と、
代表的なベーシストについて紹介しました。
ざっとまとめると、

まとめ
  • アタックの強い音を出せるインパクトのある奏法
  • 1960年代から海外で用いられてきた
  • 最近はテクニカルなフレーズを多用するプレイヤーも多い

まだまだたくさんの素敵なベーシストが居るので、ぜひYouTubeなどで調べてみてください!

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この記事を書いた人

音楽好きな家族の影響でベースを始め、スラップ歴は十数年。学生時代にバンド活動を経験し、今はSNSに演奏動画を発信しています。普段は会社員ですが、ベースが好きすぎてどんなに忙しくても毎日弾いています。

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