【ベースコンプ】DSM&HUMBOLDT CLEAR COMP1078レビュー【動画】

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CLEAR COMPの概要

今回はDSM&HUMBOLDTのCLEAR COMP1078を紹介します!
最強のノイズ耐性とナチュラルにかかるコンプレッションは非常にやみつきになります。

  • 最近出回ってきたけどどんな音?
  • 今持っているコンプからそろそろ変えたい

という方の参考になれば嬉しいです!

先に概要です。

概要
  • 可変スレッショルド回路で飽和感もなく自然なコンプレッションが可能
  • 演奏スタイルに合わせて変えられるパラメーターの多さ
  • 楽器本来の良さを十二分に発揮できるペダル
  • 4万円台とやや高い

結論、やや高いものの性能はすばらしく、万能コンプです。圧倒的おすすめ。

現時点(2024年9月)では国内流通も安定してきた印象です。

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こちらのマルチコンプについての記事もご参考ください。

DSM&HUMBOLDTとは

DSM&HUMBOLDT

Hailing from Santiago, Chile, DSM & Humboldt are a boutique guitar pedal manufacturer. Formed in 2019, DSM & Humboldt made instant waves in the guitar community for their Simplifier Zero Watt Amp and Cab Sim Pedal.

Andertons music co.より引用

簡単に訳すと、チリのサンティアゴを拠点にするギターペダルメーカー。
Simplifierというアンプシミュレーターが有名になりましたね。

もともとチリにはDSM NoisemakerとHumboldt Pedalsという2つのメーカーがあり、
共同で開発している製品をDSM&Humboldtとして販売しています。

日本代理店

日本にインポートしている会社は以下の通りです。

  • SLLEK ELITE
  • 宮地楽器
  • 池部楽器
  • サウンドハウス

CLEAR COMP1078とは

ClearComp1078概要

The Gain control features our own “variable gain bandwidth” circuit, which keeps the tone tight and clear at any range, while keeping a controlled noise floor, and in combination with the Pre Tone control, you get an unprecedented versatility, since it does not only cut the low end, but it acts as a Tilt control to get the exact response you want from your pickups. 

公式より引用

簡単に意訳すると、
ゲインコントロール部に”可変バンド幅”回路を有し、タイトでクリアなトーンを実現
ノイズを抑え、プリトーンコントロールと共に前例のない汎用性と、
ピックアップからの確かなレスポンスを手に入れることができる。

みたいな感じでしょうか。
また、

Our DT Topology dynamically modifies the threshold with a fixed gain reduction, achieving a natural and transparent compression effect with a lower noise floor, less coloring and higher dynamic range.

公式より引用

固定ゲインリダクションで閾値を動的に変更させ、

  • ノイズフロアが低い
  • 着色が少ない
  • ダイナミックレンジが広い

といった特徴を持ち、自然でクリアなコンプレッションを実現しています。

少々原理は難しいですが、他のコンプレッサーとは回路が異なり、
ノイズが少なく自然な圧縮ができる!と思って頂いて結構です。

CLEAR COMPの外観

外観を見ていきましょう。

つまみ

clear comp zoom

まず目を引くのが上部にある大きい2つの赤いつまみですね。
アウトボードのプリアンプやコンプレッサーなどに良く用いられています。
コンパクトエフェクターで採用しているものはまず見たことがありませんね。

例として、Heitage AudioのSUCCESSORというステレオバスコンプレッサーの画像を掲載します。
どのつまみもそっくりですね。

https://hookup.co.jp/products/heritage-audio/successor より引用

先に一般的なコンプレッサーのコントロールを記載します。

コンプレッサーの代表的なコントロール
  • InputおよびOutput:入力および出力レベル
  • Threshold:閾値
  • Ratio:圧縮比率
  • Release:コンプレッションを開放するタイミング
  • Attack:閾値を超えてからどのタイミングで圧縮を開始するか

これらを適切に調整し、目的の音を作っていきます。
コンプレッサーの製品によっては一部のコントロールが省略されていたり、
追加機能を持つものもあります。

それぞれのつまみについて見ていきましょう。

LEVEL

clear comp level

コンプレッサーの出力レベルを調節します。
基本的には原音と比較し、圧縮されて小さくなった分だけ持ち上げましょう

効きも滑らかで、必要十分な性能です。

COMPRESSION

コンプレッサーの入力ゲインを調節します。
入力ゲインを上げることにより強く圧縮をかけることができます。

求めている圧縮レベルまで調節しましょう。

BLEND

原音をどの程度MIXするか調節します。
所謂パラレルコンプレッションという手法で、
圧縮された音と原音をMIXすることによりアンサンブルに埋もれがちな
音の存在感を出すことができます。

歪みエフェクターにも原音をMIXできる機能がある製品がありますよね。
それと同じ機能だと思って頂いて構いません。

重宝する機能です!

RELEASE

圧縮が適用される時間(間隔)を調節します。
最短で30ms~最遅で3sまで設定可能です。

弾くフレーズや楽曲に合わせて調整しましょう。

ATTACK

clearcomp attack

入力信号がスレッショルドを超えてから圧縮するまでの時間を調節します。
5ms~100msまで設定可能です。

こちらも弾くフレーズや楽曲に合わせて調整していきましょう

RATIO

clear comp ratio

圧縮比を調節します。2:1~20:1まで設定可能です。
リミッターのように使用したい場合は高めに設定しましょう。

BLENDもあるのでRATIOを高めにしつつ原音を混ぜる音作りもしやすいです。

THRETHOLDスイッチ

clear comp threshold

このコンプの特徴であるTHRETHOLDスイッチです。
一般的なペダル型コンプレッサーと異なり、
固定ゲインリダクションで動的に閾値(Threthold)を変化させる処理を行っています。
これによりダイナミックレンジが広く、自然な圧縮を実現しているとのこと。

使う楽器に合わせ、以下のように設定しましょう。

THRETHOLDスイッチ
  • LO:シングルコイルピックアップなどの出力の低い楽器
  • MID:一般的な楽器(通常はこのモードでOKです。)
  • HI:アクティブサーキットを搭載した高出力のピックアップをもつ楽器

フットスイッチ

clear comp foot switch

一般的な金属製のスイッチ。
剛性も高く、普段使用でも全く問題はなさそうです。

極性反転のため「カチカチ」と踏みごたえがあるタイプです。

CLEAR COMP1078のサウンドチェック

文章では伝わらない部分も多いと思いますで、YouTubeにアップした動画をご覧ください。
冒頭にデモがあります。

本製品はベース専用のコンプレッサーペダルというわけではないのですが、
ベース本来の低音も削られることはなく、信号処理の余裕を感じますね。

つまみも多く、アグレッシブに圧縮をかけたり、薄く圧縮させることも可能なので
様々なジャンルをこなすベーシストにも合うのではないでしょうか。

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CLEAR COMP1078の音作りの方法

次に音作りの方法について見ていきましょう。

つまみの動作を確認

※動画は再生する位置を変更して再掲しています。

各つまみを調節しながら音を確認していきます。
音作りをする前にそれぞれのつまみの効き具合を確認しておくと、
全体像が見えてくることが多いです。

動画中ではアタック及びリリースは変更していません。

セッティング

ここでは2つのセッティングを紹介します。

ReleaseとAttackは弾くフレーズに合わせてみてください。
また、Compressionは楽器の出力によって変わるので、お手持ちの楽器によって調整しましょう。

動画内で紹介しているように、Level(出力)つまみはコンプOFF時と比較して
圧縮された分を持ち上げましょう。

深めのセッティング

clearcomp setting1

実用範囲内で深めのセッティングを紹介します。

深めのセッティング
  • Ratio:10:1
  • Blend:50:50
  • Compression:14時


このセッティングであればスラップも指弾きも「コンプ感」を得つつ、
バンドでも合わせやすい
ですね。

浅めのセッティング

clearcomp setting2

次に浅めのセッティングです。

浅めのセッティング
  • Ratio:3:1
  • Blend:100%Wet
  • Compression:13時

強い入力に関してのみ圧縮をかけ、指でダイナミクスを調整する際におすすめのセッティングです。
Blendつまみはもっと浅くて良いかもしれません。

CLEAR COMP1078の電圧変更

ここではコンプレッサーに加える入力電圧を変更し、
どのように音に変化が出るかチェックしていきます。

一般的に入力許容範囲内で高い電圧を加えると、
ヘッドルームが広く(高く)なり、音の解像度が増すエフェクターが多いです。
これはコンプレッサーに限らず歪みなども同様なケースが多い印象。

それでは動画をご覧ください。

極端なセッティングをしている方がわかりやすいですね。

結果として、電圧を高くすると効きが明らかに強くなることが分かりました。
各パーツが元気になっているようなイメージでしょうか。

動画内でも触れていますが、最低動作電圧の9Vでも能力は十分に高いエフェクターなので
パワーサプライに余裕があれば高い電圧を加えるという方向性で大丈夫です。

CLEAR COMP1078のメリット・デメリット

clear comp 大きい

メリットとデメリットを見てみましょう。

メリット

  • 様々なジャンルにも対応できるセッティングの幅がある
  • BlendつまみでDry信号をMixさせるパラレルコンプレッションが可能
  • 原音を損なわずに、クリアなコンプレッションが可能

デメリット

  • 筐体が比較的大きめ(大きなつまみを採用しているので、高さがある)
  • 金額が高い(2024.1時点で約43,560円)

性能的なデメリットは全くないと言って過言ではないでしょう。
筐体のサイズや金額について問題がなければ是非購入をお勧めします。

まとめ

今回はDSM&HUMBOLDTのCLEAR COMP1078についてレビューしてきました。

実際に音を動画で確認してもらうことにより、その完成度の高さが伝わったかと思います。

まとめると、

まとめ
  • 可変スレッショルド回路で飽和感もなく自然なコンプレッションが可能
  • 演奏スタイルに合わせて変えられるパラメーターの多さ
  • 楽器本来の良さを十二分に発揮できるペダル
  • 4万円台とやや高い

といったコンプレッサーになります。
以下のリンクから購入できます。

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今回の記事がベーシストのコンプレッサー選びの参考になれば嬉しいです!

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この記事を書いた人

音楽好きな家族の影響でベースを始め、スラップ歴は十数年。学生時代にバンド活動を経験し、今はSNSに演奏動画を発信しています。普段は会社員ですが、ベースが好きすぎてどんなに忙しくても毎日弾いています。

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